
本ロゴは、水戸済生会病院様のICU(集中治療室)および EHCU(高度治療室)という、高度な専門性と迅速な判断、そして患者に寄り添う医療を担う現場の姿勢を視覚化することを目的に制作しました。
制作にあたっては、「力強さ」「誠実さ」「信頼感」といった医療現場に求められる要素と同時に、多くのスタッフが関わる部署だからこそ必要となるしなやかさ・調和・受け入れやすさの両立を重視しています。
シンボルマークは、頭文字を抽象化した曲線的なフォルムをベースに構成し、直線だけに寄らず、あえて柔らかなラインを取り入れることで、緊張感の高い医療現場の中にも「人を支える場」であることが自然に伝わるデザインとしました。
中央に配置した複数の要素は、一人ひとりの医療者、専門職、役割の違いを象徴しながら、それらが一つに集まり、連携し、機能することで初めて成り立つICU & EHCU チームそのものを表現しています。
見る角度によっては花のようにも感じられる構成とすることで、命を守る現場でありながら、どこか前向きな希望を感じられる印象を持たせています。
カラーは、落ち着きと清潔感を備えた寒色系を基調にしつつ、一部にオレンジ系の色味を取り入れることで、冷静さの中にある「行動力」「判断力」「エネルギー」を象徴しました。
原色を避けた色設計とすることで、病院という空間にふさわしい視認性とやさしさのバランスを保っています。
ロゴタイプは装飾を抑えたシンプルな構成とし、白衣への刺繍、資料、掲示物など、長期的な使用を前提とした実用性にも配慮しています。
本ロゴは、一人の判断や価値観ではなく、多くの意見と対話を重ねて選ばれたデザインです。
そのプロセス自体が、ICU & EHCU が大切にしている「チームで支える医療」「意見を尊重し合う姿勢」を体現していると考えています。
このロゴが、スタッフの皆様にとって同じ方向を向くための象徴となり、誇りを持って身に着けられる存在となることを願っています。

– ご依頼主様の声(水戸済生会病院様)–
今回、初めてお願いさせて頂きました。
実は2回目のロゴ作成だったのですが、漠然としたイメージを表現できずジレンマを感じておりました。
その中で、さまざまな視点での具体的なデザインを提案をいただき、自分のこれだと思ったデザインもあれば、違った視点のこんなデザインもあるんだと良い意味でたくさん楽しみながら悩ませて頂きました。
これも、チームとして提案して頂けるサービスであったからだと思っております。
いろいろなデザインを提案して頂き、スタッフみんなでたくさんの時間話あって決定したロゴは、本当の意味でシンボルマークと感じております。 その機会を与えて頂いた皆様に心から感謝しております。
次回もお願いさせていただければと存じます。